細胞による物質代謝の場として、皮膚は重要な働きを担っています。
約100兆もあるといわれている人間の体の細胞には、それぞれ一つ一つに、常に栄養分や、酸素などを供給していなければなりません。
この細胞に栄養分や酸素を届けている大切な役目を果たしているのが、血管を通る血液や、リンパ管を流れるリンパ液です。
細胞には常時栄養分、酸素を届け続けています。
大切なネットワークがここで形成されています。
このネットワークで栄養分、酸素を届けた後、細胞から排出される老廃物を回収してまわっています。
このネットワークの仕組みを物質代謝と呼んでいます。
物質代謝を行なっているからだの部位はどこでしょうか?
この重要な場所が皮膚なのです。
人間の皮膚の機能には、いろんな重要なものが備わっています。
人間の皮膚には、体の体温調節機能があります。
体が暑いと感じる日には、血管を拡張させて体内の熱を逃がすために汗の量を増やします。
人間は汗をかくことにより体内の温度を下げる機能を持っています。
また寒いと感じる日には、体温を維持するために、体の体温を逃がさないよう血管を収縮させます。
これで体の体温を無駄に逃がさないようにするわけです。
また、人間の体には傷を治そうとする治癒力があります。
皮膚には怪我を受けた場合に自力で治癒していこうとする力があるのです。
流れる血が止まり、かさぶたが出来てきます。
こうして傷をふさぎ治癒にいたります。
皮膚の構造は3層になっており、表面の組織から順に、表皮、真皮、皮下組織と呼ばれます。
